変形性股関節症 手術回避特化型の保存療法

変形性股関節症の整体

<当院の保存療法の特徴>

  • シンプルで再現性が高い。
  • 「病院で手術です」と言われたが、保存療法で何とかしたい方に向いている。
  • 病院で教えてくれない変形性股関節症の運動療法・自己ケアのやり方が分かる。
  • 股関節のみならず、体全体の不調を改善。

効果第一主義

変形性股関節症の『痛み、拘縮、炎症』を改善します。

~(進行期・末期に対応)手術をしたくない、保存療法をお探しの方~

~ 股関節唇損傷・股関節インピンジメント(FAI)・水がたまっている ~

~ 骨切り手術・ペルテス病手術を受けたが痛みや違和感でお悩みの方へ ~

はじめに

当院は、『病院へ行っても検査と薬だけで、痛みが我慢できなくなったら手術です。』と言われて、不安を抱えている方のお力になれればという思いで変形性股関節症の保存療法を行っております。

変形性股関節症に対する当院の保存療法の考え方

以下は、内容が少し難しい話になるので、手術をしないで治したいとお考えの方のみお読みください。

「手術回避が可能かセルフチェック」のQ4.以外がYesのあなたの股関節の痛みは、滑膜炎、軟部組織(関節包・靭帯・筋、筋膜・脂肪体 など)の拘縮・滑走不全が原因で起こるので、保存療法が有効であり基本的に手術を必要としません。


↓↓


☆ ここからは、話が少々難しくなるため、本気で手術回避を望む方のみお読みください。

まずは、股関節の構造を理解して、
股関節症を改善するための基本的なことを理解してください。

股関節の滑膜炎 イラスト
  • 軟骨自体には神経がないのですり減っても痛みを感じない
  • 股関節の隙間が減っていることと、股関節の痛みとは直接関係がない。
  • 股関節は、圧力 が加わることで軟骨がすり減る。
  • すり減った軟骨の破片(軟骨粉)が滑膜炎を引き起こして股関節に痛みを生じさせる。
  • 軟骨粉を取り除き、股関節内に栄養を与えてやるために、股関節内の循環を促す必要がある。
  • 股関節内の循環は安静状態では生まれない。(血管がないため)
  • 免荷(めんか)のもとで積極的に股関節を動かすことで循環が生まれる。
    (※ 免荷とは…体重をかけない状態のこと)
  • 滑膜炎が治った後でも、関節包や靭帯、筋肉に拘縮(硬さ)が残っていると、動いた時に痛みを発生させてしまう。

股関節腔除圧滑液循環テクニック

- 手術回避に必要なこと -

  • 股関節の痛みは股関節に圧力が加わることにより起こる。
    逆に、股関節に圧力がかからない時、股関節の痛みは起こらない
    ⇒ 股関節に圧力をかけないようにする。
  • 免荷のもと股関節を動かし、滑液(関節液)の循環を良好に保つ。
  • 股関節に負担をかけないための姿勢の確保(アライメントを整える)
    (※ アライメントとは…

関節包、じん帯、筋肉、筋膜、脂肪体 などの硬さを取り、柔軟性を確保する。

↑ 痛みの直接的は因子

では、実際にどうしたら良い?

その為の運動療法を指導し、施術を行います。

Q.筋肉を緩めるだけではだめなの? 筋トレは?

A.変形性股関節症の方の股関節周囲の筋肉はガチガチに硬くなっています。なので筋肉を緩める(ほぐす)ことはとても大切であり、筋肉を緩めることにより、筋緊張由来の痛みは消失していきます。

多くの整骨院、整体では、「股関節の痛みの原因は筋肉である」として筋肉を緩めることに重点を置いた施術をしております。また、炎症が痛みの要因であることを否定している場合も多くあります。

しかし実際の股関節の中は、

病期が進行した方々の股関節の中にはひどい炎症が起こっていて、相当数の方々は、関節に水がたまっているだけでなく関節内に出血している場合もあるのです。
~(中略)~
実際に股関節を開いて中をみると驚くほど炎症反応や変形が進んでいる。
~(中略)~実際の大腿骨頭は予想以上の炎症性組織に蝕まれていて…

引用元:【股関節~僕にまかせて!股関節についてもっと詳しく知りたいと願う方々へ】

となっています。

変形性股関節症の方の股関節周囲の筋肉が硬く緊張しているのは、「防御性収縮」といって、炎症を起こした股関節を保護するために起こる現象です。

筋肉を緩めただけでは股関節内の炎症を鎮めることは出来ず、また、股関節腔内の循環は促進されないので「股関節を修復する」という意味で不十分です。

また、筋トレも「股関節腔内の圧力を減らす」ことや「股関節腔内の循環を促進」することはできません。炎症を取り去るには股関節内の圧力を減らし、関節液の循環を良好に保つことが必要条件です。

手術しないで改善させるにはどうすればよい?

変形性股関節症の股関節内圧は常に高い状態にあります。なので、股関節内の圧力を軽減させて、滑液の循環を良好に保たなければなりません。

股関節内の循環は滑膜からしみ出た関節液によって行われています。

股関節の再建は、〔注:再建(さいけん)とは、壊れたものを再びたて直す ことです〕

  • どれだけ股関節腔内の圧力を減らせるか
  • いかに関節腔内の滑液の循環を良好に保つか
  • いかに股関節の拘縮を取りのぞくか

にかかっています。

どれだけ筋力アップしたかはほとんど関係ありません。

ここで問題なのが、『関節液は心臓のポンプ作用によっては循環されない』ということです。なので、関節液の循環を良くするためには、免荷(めんか)のもとで股関節を自動的、他動的に動かしてあげるしか方法がありません。

関節液(滑液)の粘度(粘り気)は、不動(動かさないこと)によって上昇し、関節の動きも悪くなって軟骨への栄養供給が低下するので、やはり積極的に股関節を動かすことが大切になります。

(免荷とは … 体重がかからないようにすること)

そういう意味で、最近テレビや雑誌などで話題になっている『貧乏ゆすり(ジグリング)』は関節液の循環促進に有効な方法です。ただし、一日に3~4時間(ジグリング)を毎日実践しなくてはならないことと、寛骨臼形成不全では効果が期待できないこと、そして、靭帯・筋肉の拘縮からくる痛みの場合、効果がないばかりかかえって逆に痛みを助長してしまうことがある。などの欠点もあります。

より積極的に保存療法をしたい方は専門知識を持った当院にお任せください

股関節腔内の関節液(滑液)の循環、拘縮の除去を第一に考えた施術です。

変形性股関節症の整体

変形性股関節症を改善させるために必要な施術項目

「木を見て森を見ず」と言いますが、変形性股関節症を手術しないで回復させるためには、西洋医学のように体を部分に分けて(股関節が悪いから股関節だけしか診ない)考えると上手くいきません。

東洋医学的な考え方に、「症状のある部分は心や体全体の一部として機能している」また、「体の一部は心と体全体に影響を与えている」というのがあります。まさにその通りで、変形性股関節症への療法は、股関節だけの施術や筋肉(筋膜を含める)を緩めるだけでは不十分であり、体全体のケアが必要であり、主に下記の項目をすべてクリアする必要があります。

  • 股関節腔の拡大、圧力の軽減。
  • 股関節腔内の滑液循環の促進
  • 股関節周囲の靭帯、関節包、筋肉、筋膜、骨膜の拘縮を除去
  • 負担がかかっている大腿や下腿の筋緊張の緩和。膝や足首、足の甲高、外反母趾への施術
  • 負担がかかっている背骨全体の柔軟性の確保。首、背中、腰の筋緊張の緩和
  • 肩関節の柔軟性(肩関節と股関節はお互いに影響しあって動きます)
  • アライメントを整える(背骨や骨盤、膝や足首などの配列を力学的に無理のない並びに整える)
  • 運動療法(手術回避率94%のPSTR エクササイズを指導)、適切な生活指導

【変形性股関節症と複合して起こりやすい体の不調】

  • 膝の痛み
  • 腰痛、脊柱管狭窄症、ヘルニア、坐骨神経痛
  • 肩関節の痛み(肩があがらない)
  • 足の痛み(外反母趾、足裏の痛み、足の甲の痛み)
  • 側弯症

※ 当院では、股関節症は股関節の痛みだけでなく、体中すべての痛みや症状を取りのぞくことが大切と考えております。

施術例

筋肉量や筋力アップは上記を施術して痛みが取れて関節が回復してくれば、体を動かせるようになるので自然とついてきます。たとえ今、筋肉が痩せていたとしても筋トレは必要ありません。そもそも痛みがあれば筋トレしても筋肉はつきません。(ちなみに、貧乏ゆすりの考案者である柳川リハビリテーション病院の(故)井上明生 名誉院長も、筋トレや水中歩行は股関節への負担を増大させるとして禁止しております。また、鎮痛剤の服用も控えるように指示されています。)

※ 病院では検査と痛み止めだけで、あとは経過観察、痛みが我慢できなくなったら手術。という流れに不安を抱えていらる方が多くいらっしゃいます。

当院は、専門家として変形性股関節症の進行期や末期の患者さんにも対応しております。
『病院で手術を勧められているけど、手術はしたくない』でも、どうしたら良いか分からずに悩んでいる。何か良いリハビリはないのか、良い保存療法はないのか、そんな方々のお悩みを解決するべく日々の施術にあたっております。強い刺激や痛い刺激、肘を使った深部への強圧刺激、関節をボキっと鳴らすような矯正はしておりません。

おひとりで悩まないで、お気軽にご相談ください。