変形性股関節症の手術をするべきかの判断基準

当院では、変形性股関節症の方で手術をしないで保存療法でなんとかケアして行きたいと望む方を対象に手技療法や運動療法を行っております。

しかしながら、患者さんの中には、「こういう方は手術をした方が良いのでは」と思うケースがあります。このページでは手術をすべきかの判断基準についてお話します。

-ゆうき指圧による判断基準-

  • 左右の脚長差に4㎝ほど左右差が出てきた方
  • 太ももの周径に4㎝ほど左右差が出てきた方
  • 立位の時、膝が17㎝以上がらなくなってきた方(17㎝とは一般的な階段の高さ)
  • 足が肩幅より開かなくなってきた方
  • 正座の姿勢の状態で、お辞儀ができなくなってきた方
  • 下に落ちたものが拾いにくくなってきた方
  • 杖をついても15分以上歩けなくなった方
  • 痛み止めを服用しても痛みが取れない方
  • 腰痛が以前よりも激しくなった方

上記の症状が出てきた方で、当院の運動療法で2.3回治療を行っても改善されない場合は、専門の医師をご紹介し手術をお勧めしております。

参照:股関節手術をすべきかどうかの判断基準

当院は、運動療法の一部に ゆうきプログラムを採用しております。

ゆうき指圧の判断基準では、股関節の状態・動きの制限によって判断基準が設けられています。

当院では、股関節の状態よりもメンタル面や環境因子の方が重要であると考えています。

  1. 「痛みをコントロールできる精神状態である」
  2. 「保存療法に専念できる環境である」

上記であれば、手術の必要はないのでは?と考えております。

1.「痛みをコントロールできる精神状態」 とは

痛みによって心身が疲弊していない状態です。(疲弊とは心身が疲れ弱ることです)

一方、痛みによって、うつ病を併発していたり、不安障害、薬依存症になっている場合や数回の施術や運動療法で完治したいとお考えの方は、保存療法による改善は難しいと考えております。

2.「保存療法に専念できる環境である」 とは

ご自身の股関節と向き合う時間、ケアする時間が取れる生活環境である状態です。

仕事や家事、遊びや趣味、スポーツなどが忙しい場合は、保存療法による改善は難しいと考えております。

- まとめ -

変形性股関節症の進行は、生活環境や股関節との向き合い方と深く関係しています。

  • 心身が疲弊していないこと
  • ご自身の股関節と向き合う時間・ケアする時間が取れる

のであれば、たとえ、進行期や末期で今激し痛みに悩んでいる方でも、手術せずに保存療法で回復へと導くことが可能であると考えています。