食道裂孔ヘルニア
食道裂孔ヘルニアについて
横隔膜という筋肉には①食道裂孔 ②大静脈孔 ③大動脈裂孔、という孔が3つ開いています。
そのうちの ①食道裂孔には食道が通り、その下に胃があります。
食道裂孔ヘルニアとは、胃が食道裂孔から上へはみ出てしまった状態をいい、「滑脱型、傍食道型、混合型」があります。
参考文献:食道裂孔ヘルニア(PDF)
原因
『腹腔内圧の上昇、下部食道括約筋の弛緩』により胸やけなどの諸症状が起こりやすくなります。
- 肥満
- 猫背、背中が丸くなる
- 窮屈な服装、コルセット、補正下着など
- 咳や くしゃみ
- 横隔膜の筋力低下
- 先天性
- ストレス
など。
症状
食道裂孔ヘルニア があると、逆流性食道炎を起こしやすくなるので、胸やけ、胸痛、胸のつかえ感、息苦しさ といった症状を起こすことがあります。
しかしながら、食道裂孔ヘルニアであるからといって、すぐに症状がでるわけではなく、無症状の場合も多々あります。
食道裂孔ヘルニア自体は構造の異常であり、症状がなければ大きな問題はありません。
症状の発症は、腹圧上昇、偏食やストレスなどを引き金にして起こる場合ががあります。
食道裂孔ヘルニアの姿勢分析
食道裂孔ヘルニアがある方によくみられる姿勢
姿勢を直して緩んだ噴門を引き締める体づくりをしていきましょう。
【関連】