非びらん性胃食道逆流症について

食道下部の粘膜に炎症や糜爛(びらん)がないにもかかわらず、胃液が逆流し、胸やけや胃痛、胸のつかえ感、喉の痛み など の症状が現れるものをいいます。

症状は、逆流性食道炎とほとんど同じですが、非びらん性(びらんがない)であることが特徴です。

◎糜爛(びらん)とは… いわゆる “ただれた状態”のことで、で粘膜の表面が欠損し、下部組織が露出した状態のことです。

なぜ、食道下部に炎症やびらんをおこさないのか

胃液が逆流するのにもかかわらず、食道下部には長く停滞することがないため、糜爛に至らないと考えられます。

しかし、食道上部や喉は胃酸に弱いので、胃酸の濃度がうすくなっていても、敏感に症状を感じるのです。

また、呑気症(どんきしょう)や空気嚥下症(くうきえんげしょう) 【=空気を飲み込んでしまう】のためゲップをすることにより、胃酸が食道上部へ運ばれ、症状を起こすこともあります。

呑気症は、ストレス、噛みしめ や 炭酸水、声楽・ボーカル・アナウンサー・教師など声をよく使う仕事をしている人、ガムを噛んでいる人、唾液が多い人(唾液を飲み込むときに空気も一緒に飲み込んでしまう)虫歯、歯周病、ブリッジをしている人に起こりやすい症状です。

逆流を起こす原因は、逆流性食道炎とほぼ同じです。